天海源一郎
(てんかい・げんいちろう)
株式ジャーナリスト/個人投資家。68年大阪生まれ。関西大学卒業後、ラジオNIKKEIを経て04年独立。個人投資家向けの執筆、講演、プロデュース活動等で活躍。『週刊現代』(講談社)、『BIGtomorrow』(青春出版社)、『月刊チャージャー』(Yahoo!JAPAN)などで連載中。著書多数、メルマガも好評。
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金(GOLD)は混乱時にこそ輝く
毎週毎週、「Mr.ストップ高」の異名を取る株式ジャーナリスト・天海源一郎が、独自の視点でニュースの中に隠された注目銘柄や儲かる秘訣を読み解いていく。株式投資とニュースを見るのが10倍楽しくなるコラム!?
金融マーケットは大混乱だ。サブプライムローン問題による損失拡大で、米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻し、保険最大手のAIGグループに対しては破綻阻止のため「禁じ手」である公的救済が決定した。当然、これにともない、為替相場、株式相場が乱高下している。いまだ、問題解決は見えておらず、不安心理が広がる一方だ。
こうした中、ひとり気をはくマーケットがある。それは「金(GOLD)市場」だ。世界の金価格の指標であるNY金先物相場は、今年の3月に1000ドル(1トロイオンス=約31グラム)の高値をつけたあと、750ドル近辺まで調整していたが、NY時間17日には一日で10%近くも上昇し、再び1000ドルを目指す動きとなっている。ちなみに、金価格が一日で70ドルも上昇するのは2000年以降はじめてのことだ。
市場が乱れれば、金の評価が上がる。金現物と同様の機能を持つ金融商品が「SPDRゴールド・シェア」だ。
金は「資産の最終逃避先」とされている。それ自体が絶対価値をもつ「実物資産」である上、世界中どこにいっても等しい価格が保たれ、すぐに換金できる唯一のものだからだ。ペーパーマネーに不安が高まれば高まるほど金市場に資金が流れることになる。
金現物を持つことと同様の金融商品があるのを知っているだろうか? 東京証券取引所に上場されている金のETF「SPDRゴールド・シェア(1326)」がそれだ。この金ETFは金価格と連動した動きをする上、現物の裏付けがあるETFだ。金価格が証券化されたものと理解してほしい。最低投資資金は1万円ほどから可能である上、通常の株と同じように売買できる利便性がある。
金については、これからも本欄で取り上げることになるだろう……なにしろ、混乱はまだ収束していないのだから……。
※当コラムは天海源一郎が個別の銘柄を推奨するものではありません。
2008/09/24UP
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