貴方に出会うまで
明かりのない部屋に帰るのが
淋しいなんて感じなかった
小さいながらも
私だけのお城
家具も電化製品も
みんな私の好きな物
でもね
貴方を知ってしまってから
一人きりの
この部屋が重く暗くのしかかる
貴方以外にも
愛した人はいたのに
貴方以外にも
別れを経験したのに
こんなにひきずるなんて
思いもしなかった
明かりのない部屋
誰も待つ人も
待ちわびる人もいない部屋
この部屋は
まるで私自身
どんなに着飾ってみても
一人は一人
どんなに華やいで見えても
私と同じ
中身のない
孤独なお城