サークルの紹介
その高いクオリティに心ときめかせた会員誌 「EXTENSION」。
懐かしのバックナンバーに再会。
引き込まれたくて止まない世界観に、大人ごころがまた、満たされる。
条件を選択して検索
2008年12月
| 日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
 |
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
| 7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
| 14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
| 21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
| 28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
|
 |
| 前月 |
|
|
メッセージアーカイブ
更新日順発言
|
1
未来からの遺産
カリブの結晶体碧(クリスタン・ブルー)の海を沸騰させ、ヤシの梢をもぎ取るハリケーン地帯に親指を立て、微温湯(ぬるまゆ)の日常への反逆に賛同するかのユカタン半島。
頭上を吹き過ぎる颶風に平伏し、半島の植物相は灌木の低林と草地とから成る。熱帯サバンナ。その樹海の真っ只中に、古代マヤの壮大な宗教都市は忽然と浮かぶ。密林を睥睨する石造ピラミッド群は、時食うの裂け目をタイム・スリップした未来からの遺産、あるいは宇宙空間をワープして地上に飛来した母船にも見える。20世紀末サーカスから遥か遠く、驚異・神秘のマヤ文明は見る者の血を騒がす。いずれが現在で、いずれが過去か?コロニアルの残香濃い”白い都市”(シュウダ・ブランカ)メリダを発ち数時間後、ウシュマルに聳立(しょうりつ)する魔法使いの神殿の急勾配を攣じりつつ、目眩く思いの中で時制を失った。
翌日、再び密林の中をアクセレレーターを床まで踏みつけ辿り着いたチチェン・イツァは、更に壮麗に不気味に真昼の陽光を浴びていた。マヤ古典期最大の移籍の中心に、マヤ暦を表象して立つピラミッド神殿カスティーヨ。91段の階段4面を合わせ最上段1段を加えると365、1年の日数になるという。また、春分・秋分の午後、太陽の織り成す光と影が北階段側面に蛇の紋様を描き出し、階段下の蛇頭と合体して蛇神の天下る姿を現すとも。壁面一杯に髑髏の浮彫りを並べ重ねたツォンパントリ。そして生ゴムのボールを蹴り合い石の環を潜らせ、勝負を競ったという球戯場。サッカーとバスケットを合わせたような球技に勝ったティームの主将は豊饒の祈りに喜々として首を斬られたという。
肌を斬るように煎りつける太陽。吹き出す汗。乾いた空気に、赤熱の鉄を思わす血の匂いを嗅いだ。
2008.12.04 09:53:56
1
|
ログインフォーム
>> 一覧(337人)
サークルに参加するとメッセージの送信やメンバーリストの閲覧が出来るようになります。
サークルに参加するには、ログインが必要です。初めて利用される方は、
心あたたまるコミュニティウェア Circle Player の新規ユーザー登録(無料)を行ってください。
あなたの<EXTENSION>なエピソード、ビジュアルを添えてご紹介ください!
|
日常を<EXTENSION>させるコツ、是非教えてください!
|
このサークルを...
|