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日経に
「クライスラー、デンソーなどと新車開発で連携」
と記事が掲載されていた。
その意味するところは明快である。主要部品の開発に従来関係が薄かったデンソーに参画を依頼したのだろう。時間とコストを節約する為には最善の手段と判断したのだろう。
デンソーには断る理由がない。トヨタ以外の顧客開拓、左前の米系メーカーのサポート、グローバルな成長戦略の一環等々更なる飛躍の第一歩である。
組み立てメーカーである自動車メーカー同様、部品メーカーも世界市場で激しい競争を繰り返している。
トヨタが強いのは多くの有力部品メーカーを抱えているからで、お互いにWIN/WINの関係をエンジョイしてきたのが今までの歴史である。
それは単にトヨタに納入する一次部品メーカーだけでなく、そのまた下請け、ひ孫請け等の貢献なくしては現在の成功はなかった。
トヨタやデンソーは勝ち残る。これは当分間違いのない図式であろう。
問題は「ひ孫請け以下」の中小零細企業である。そこにも長年の経験に裏付けされた技術と信頼がある。問題は彼らが抱える後継者難と資金難で、為替や景気の影響を最も受けやすい。
世界の先進国で日本ほど気概のある中小企業が多い国は他にない。彼らは新規技術の源泉であり、日本経済を活性化する前線の騎士であった。
ところが今、中小企業が疲弊して「あと」が無くなって来ている。新興の不動産会社が潰れてもどこかが代替する。が、優良中小企業の代替はどこにもない。
いわゆるOEMサプライや下請けだけをしていても明日以降の経営が読めない。分かっていても打つ手がなかったのだろう。一番の失敗は日本にとどまったことである・・・今更悔やんでも仕方がないが。
これらは一見対岸の火事に見えるが、実際に燃え広がって来るとただでは済まない。日本経済全体の問題になるのだが・・・どうも打つ手がないままに終焉を迎えそうに見える。
- 2008.08.16 22:30:36
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2008年11月
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