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From:  ジャック

日本電気硝子(以下NEG)の決算発表があった。まず日経の記事である。

QTE
日電硝の前期、連結営業益19%増の1008億円・薄型液晶向け好調
 日本電気硝子が30日発表した2008年3月期の連結決算は、営業利益が前の期比19%増の1008億円だった。主力のディスプレー用ガラス部門で生産力増強を図り、薄型テレビ向けの需要増を取り込んだほか、自動車部品向けガラスファイバも堅調だった。売上高は同9%増の3682億円。

 期末配当は5円、年間配当は9円とする方針。07年4月に普通1株を1.5株に分割したため配当金の額面は減ったが、実質的には増配となる。

 09年3月期の連結業績も増収増益の見通し。売上高は最大で前期比17%増の4300億円、営業利益は最大1300億円(29%増)、経常利益は最大1300億円(34%増)、純利益は最大750億円(48%増)を見込む。配当は中間で5円、期末が5―6円、年間で10―11円を予定している。同社は事業環境の不確定要因を考慮し、業績予想に幅を持たせている。
UNQTE

上記で分かる通り、NEGの対売上比営業利益率は30%を超える。同社は元々NECの子会社だが、従来から独自路線を歩んでおり、NECとのビジネス上の関係も深くない(大半はNEC以外の顧客に販売している)。

同社こそ、「小さな池の大きな魚」を狙った路線が(今までのところ)成功した代表例である。口でONLY ONEとか、ナンバーワンとか言っても、実際に事業としてそれらを見い出し、成功した事業にまで持って行くのは大変な作業である。

元々ガラスは大量の電気を食う産業である。いったん原料を高熱で溶かす必要があるため、本来は日本のような電気代金が高い国では成長が困難である。アルミ産業が壊滅状態になったのも電気代金のせいである。ところが、ことガラスに限っていうと旭硝子、日本板硝子(英国のピルキントン社をM&Aして今や業界有数の企業である)はじめ、世界市場で健闘している企業が多い。

NEGもそういうハンディキャップを背負いながら上手く成長路線を歩んできたのである。旭硝子と言う巨人がいるだけに難しい舵取りであったろう。
先ずは、建材用板ガラスや自動車用ガラスと言った主力市場を避け、TV用ブラウン管、ガラス繊維、エレクトロニクス関連の薄板ガラスに特化した。その代りそれらの分野では旭硝子に伍して、いや、それ以上に大きなシェアを占めた。ブラウン管が需要を失うと薄型TV用ガラスで更に高付加価値の商品に切り替えた。

同社なりに色んな分野に手を付けて、大半は失敗しながら、大局的には正しい方向に進んできたのが現在の成功した姿を作り上げた。

今後の更に強化する方向としては、当面は自動車産業向けガラス繊維(これが車体の軽量化の為にFRP=FIBERGLASS REINFORCED PLASTICガラス繊維強化プラスチック=として大量に使用されるのである)と、薄型TV関連と言うことになるだろう。が、ブラウン管がそうであったようにあらゆる商品には寿命がある。

次回に転換期を迎えるまでに、資本を蓄積し、新たな目で成長戦略を構築できるかどうか、小さな池に棲むガラスメーカーの宿命だけにマネージメント層の責任は大きい。

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  • 2008.04.30 23:37:15
From:  ジャック

以下日経の記事である。

QTE
VW、中国での販売台数がドイツ抜く・1-3月
 【ミュンヘン=後藤未知夫】欧州自動車最大手フォルクスワーゲン(VW)の中国での新車販売台数が母国ドイツの実績を初めて上回った。2008年1―3月期はVW、アウディなど傘下ブランドの中国での販売が前年同期比32%増の26万8204台に拡大。ドイツでは3%増の24万654台にとどまった。

 VWによると中国でのシェアは18.4%と1.6ポイント上昇。ドイツでは32.3%と過去最高のシェアとなったが、消費税にあたる付加価値税の税率引き上げなどで新車販売市場が低迷したため、両国での販売台数が逆転した。

 VWは1980年代に外資で初めて中国に参入。米ゼネラル・モーターズ(GM)や日本メーカーとの競合激化などで苦戦が続いたが、シュコダ自動車(チェコ)の主力車種を追加、販売体制のテコ入れも効いた。北京五輪のスポンサーも務める今年は100万台の大台突破が確実な勢いだ。
UNQTE

同じような例はスズキにもある。スズキは資金面の制約もあって「選択と集中」を早い時点で進めた。まずはインド、次にハンガリー、これからはロシアにも軸足を持つ。
インドでは近年中にマルチ(スズキの軽四輪のブランド名)の生産を2工場合わせて100万台に増強することが確実である。これは同国市場で40%〜50%を占める堂々たるNO.1の地位を築いていることを意味する。見事なものである。

中国で日系企業が意外と出遅れたのは地政学上のリスク(具体的には中国の社会主義体制)で進出の判断が遅れたからだ。日欧米市場偏重で十二分だったとも言える。その間にVWは中国でナンバーワンの地位を築いた。

リスクの大きさと権益とは基本的には正比例するので、無闇と投資することだけが正解ではない。場合によっては本体の経営にも大きな悪影響があるからだ。自重することや名誉ある撤収も常に選択肢の一つである。
しかし、自動車、電機、食品産業、小売業、マルチメディアといった産業は最終的には人口がその消長を左右する。世界市場でのプレゼンスを高めないと、結局退場を余儀なくされてしまうのだ。その意味で、時間的にも市場的にも限りない競争が回避できない産業とも言える。

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  • 2008.04.30 22:54:21
From:  ジャック

武田薬品関連の日経記事である。

QTE
糖尿病薬の特許訴訟、米最高裁で勝訴・武田薬品
 武田薬品工業は4日、糖尿病治療薬「アクトス」の特許について豪州の後発薬メーカー、アルファファームと争っていた訴訟で勝訴したと発表した。アルファは武田の特許が無効で後発薬を発売できると主張していたが、米最高裁判所がアルファの上告を棄却した。これで特許が切れる2011年まで米国でアクトスの後発薬は発売されなくなる。
UNQTE

つまり、米国市場における主たる収入源が11年まで保証されたので、それまでに新薬を開発して行かねばならないということだ。製薬で世界のトップテンに入る日系企業はいないが、武田が一番至近距離にいる。
それで癌関連の新興企業を買収し、その開発商品の製品化を次世代の収益構造強化に充てるというものだ。
際どい作戦だが、何もしないと確実に収益は低下する。特許が切れると後発薬が大量に安く市場に出回るからだ。

特許期間の権益と新薬開発に伴う費用が常に競争となる。製薬会社にとっては勝つ以外に生き残りに道がない。その為、自社で開発するか、目利きをした他社をM&Aにかけるか、いずれにせよ「判断力」と「資金力」が大勢を決することになる。

かかる状況では常に緊張感が走るが、企業としてやりがいのある、しかも将来的にも需要がなくなることがないので、成長路線構築が勝負となる分野である。
前提として「のれん」もしくは「信頼性」が基本で、武田のホームページを見ても「良いところまで来たのにギブアップ=全損」というアイテムがある。難しい業界でもある。

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  • 2008.04.30 22:36:12
From:  ジャック

小生は勝負のリズムと言うか、波を大切にします。
理由付け出来ない「運」で勝負が決まることがあるからです。

他方、実は株式投資は「クジ引き」でも「美人投票」でもないと思うので、購入する時には「運」を当てにしません。一生に一回、何かの時に運が付いてくれれば良いでしょう。是非ともそう願いたいものですが、しかし、通常の取引において運を頼るのは良くないように思います。
例えば幸運な人が十人に一人いたとしましょう。また、不運な人が十人に一人いたとしましょう。残りの八名は「普通の人」です。勝負においては一番良いのは、どういう人でしょうか?幸運な人ですか?これは考え方にもよるが、一番良いのは「不運であっても勝てる人」だと思います。

十回に一回の幸運で勝てても、何時かは負けます。何故ならもしそういう人が二回勝負をして二回とも勝てるチャンスは何パーセントでしょうか?十分の一の2嬢で百分の一、三回勝負して三回とも勝てるのは千分の一、四連勝の為には万分の一。つまり、運だけで勝負をすれば四連勝出来るのは一万人に一人だけと言うことになります。
あとは数字の遊びで簡単です。五連勝の人は十万人に一人、六連勝となると百万人に一人です。

しかし、株式市場においては百連勝している人は沢山いると思います。ましてや十連勝や二十連勝なら山のようにいるでしょう。が、連勝は運に頼っていては実現不可能です。運や波は大切だが、運だけでは連勝は出来ないということです。また、出来たとしても百万人に一人なら意味がないでしょう。

運でなく、誰でも実現可能な連勝を目指す。これが本サークルの目標です。そんなの可能なのか?実は可能です。論より証拠、小生自身が連戦連勝です(途中に5,6年前に一敗あり、それが富士通で以前にも話をしたことがありますね)。昨年9月に本サークルをスタートしたが、それ以降だけでも何十連勝かしています。
リバランスが中心で、大半は「含み益」の状態だが、実現益+含み益でそれなりのものです。

無論ある程度の塊で、かれこれ十年以上保有しているのにNTTがあります。これは一株当たり15万円位の含み損で、配当を足しても損を埋めきれません。

それ以外の株は、多分、勝利の女神が助けてくれたのでしょう。また自分なりにセオリーを守って取引をしてきたと自負します。どんな方法か?
実は、全て本サークルのメッセージで開示済みです。ミケランジェロの会員としてやるべきことはやって、すべきでないことはしない。それだけのことです。特別な運や、波に乗る必要もないので、誰にでも実現可能です。今年ですら、小生は確実に利益を出し、含み益を大きくしております。

本会のメッセージを是非とも最初から通して読んで下さい。本メッセージは最初から数えて392番目のものです。全部読んでもそれほど時間がかかりません。そうして読み終わられた時、何かを掴んで頂けると思います。
それが、女神の恩恵を頂ける方法で、また、勝利を勝ち取るために役に立つ知恵だと確認しております。
「何10連勝もするなんてよく言うよ。そんな方法があったら苦労はしない」
と腹の中でせせら笑われる方もいるのでしょうか?
そういう方への返事は以下の通りです。

見えても見ない、読めても読まない、聞いても聞かない、では情報を生かせません。

因みに相当締まり屋で慎重な女房が小生のことを「天才」だと言います。冗談じゃない、凡人もいいところです。で、どこが天才だと訊くと「株式取引において」ですって。
我が家の大蔵大臣は女房だが、現在では自由気ままに株式取引を楽しませてくれます。それもこれも「実績」の裏付けがあるからかも知れません。なお且つ実績に応じた報酬を要求しませんので。女は絵に描いた餅では満足しませんね。

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  • 2008.04.30 00:32:19
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[391]  Re:聖火リレと政治、そして投資 

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From:  ジャック

> ジャックさん、そして皆様!今晩は。
>
> 最近、聖火リレをめぐる騒ぎが、世界の至る所から伝わってくる。本来ならば、オリンピックと関わる聖火リレは政治と切り離されるべきものであるが、現実は、そうは行かない。パリと長野での騒ぎ、韓国のソウル、そして北朝鮮の平壌。そのいずれの報道も政治と密着したものであった。少し寂しい感じがする。オリンピックの将来が心配であるからである。
> 聖火の最後のリレがヴェトナムであると聞いていたが、ジャックさんがヴェトナムから、状況を送って下さり、思わずびっくりした。
> 『ジャックさん有難う御座いました』
>
> それと同時に、ジャックさんも仰るように、少なくとも投資家もこの機会を通じて、日本と発展途上国との関係を、少し考えて見ては如何であろうか?
> 今は、アジア共同体の形成が叫ばれる時代である。既に、投資資金は国境を越えて世界を走っており、そのなかで、良し悪しは別として、日本は閉鎖されて独自に生きることは出来ないのである。

ジャックです

新興国は大なり小なりそうなのですが、物価が安い。単に食って行くだけと言うことなら夫婦二人で二万円もあれば十分な食材を確保できます。果物天国で、パパイヤ、ジャックフルーツ、ドラゴンフルーツ、スイカ、ブースア(柿の一種でミルクのような果汁がある)、マンゴスチン、ドリアン、ザボン、バナナ等々年中ある訳です。
人件費も安く、大卒の優秀な人材で特別高く支払って初任給で250ドル〜300ドル程度です。
高いのは外人用アパート位で、これは需給が締まっているため三千ドルくらいします。プールとテニスコートやジムが付いています。

つまり、同じ百ドルでも使い勝手があるので、生活するには楽です。千ドルあれば豊かな生活が可能です。洗濯機の代わりに洗濯人間を雇えば良いといったあんばいです。テニスでもボールボーイが一時間で70円位、マッサージ等も地場に入り込むと格安のがあります。

個人の生活もそうだが、企業にとっても投資に見合ったリターンが確保しやすいとも言えます。ナイキのシューズなども中国、タイ、ベトナム等々で大半が生産されて世界市場に出荷されています。同じ百万ドルなら日本より新興国に投資した方がリターンが保証される訳です。

好むと好まざるに関わらず、資本市場は一つで、生産基地、消費市場全てを効率よくコントロール出来たものがその見返りをエンジョイ出来ます。
日本は、そういった意味で、これからどのような企業が育ち、どのような役割を世界市場で果たせるのでしょうか?単なる生産なら、中国をはじめとした新興諸国に勝てません。かといって「価格面」で対抗など出来ないでしょう。

従い、グローバルな企業に投資する、工夫を凝らして新興国に直接投資の道を開く、という手段もこれからは必要になるのでしょうね。いずれにせよ企業に働いてもらわないと個人の力だけではどうにもなりません。
やらなければどうなるか?チャンスを閉ざし、閉塞感のある日本市場で戦う以外にありません。それは、実は安全な道ではなく、より困難なリスクのある将来性もない投資となる懸念も残ります。
世界は日本にだけ特別のインセンティブを与えっこないのですから。

老後の生活でも、これからはフィリピンの看護士さんにお世話になったり、新興国に出かけてそちらで生活した方が快適かも知れません。お金の値打ちが昭和の四十年代のようにあるからです。

小生も世の中が分かっている訳ではないが、日本にとどまり、なけなしのお金を銀行に預金しているだけでは、そういう生活自体がリスクのように思えます。ご承知の通り我が国の政府は国民に冷たいという事実もありますので。残念ながら保証されているのは、将来のインフレリスクくらいのものです。

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  • 2008.04.29 22:26:27

ジャックさん、そして皆様!今晩は。

最近、聖火リレをめぐる騒ぎが、世界の至る所から伝わってくる。本来ならば、オリンピックと関わる聖火リレは政治と切り離されるべきものであるが、現実は、そうは行かない。パリと長野での騒ぎ、韓国のソウル、そして北朝鮮の平壌。そのいずれの報道も政治と密着したものであった。少し寂しい感じがする。オリンピックの将来が心配であるからである。
聖火の最後のリレがヴェトナムであると聞いていたが、ジャックさんがヴェトナムから、状況を送って下さり、思わずびっくりした。
『ジャックさん有難う御座いました』

それと同時に、ジャックさんも仰るように、少なくとも投資家もこの機会を通じて、日本と発展途上国との関係を、少し考えて見ては如何であろうか?
今は、アジア共同体の形成が叫ばれる時代である。既に、投資資金は国境を越えて世界を走っており、そのなかで、良し悪しは別として、日本は閉鎖されて独自に生きることは出来ないのである。

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  • 2008.04.29 21:44:05
From:  ジャック

本日は小生の住んでいる街で北京オリンピック最後の海外での聖火リレーが実行される。厳重な警戒で、コースの発表もない。どうやら街の中央にある元オペラハウスから出発するらしい。また、市民の関心もそれほど高くなく、その分、政治的な意味合いが強まるのだろう。少数民族の問題は中国に限ったものではなく当地にもある。内政問題として処理したい中国政府の意向も受け入れられやすい状況にある。
他方で、石油権益絡みの領土問題(南沙諸島)とか、お互いの言い分が食い違っている問題も多い。歴史的な反発もある。中国は宗主として君臨して来たのだから。

他方で、中国を牽制する意味からも欧米諸国の投資が活発に行われている。給与水準も中国よりも低く、且つ、教育水準は相当高い。下手すると日本の若者が負けてしまう恐れもある位だ。労働力としての品質は高く、外国語学習熱も相当なものがある。いつか日本が駆け抜けた道を、もっとスピードを上げて走っているように見える。

ただ、残念なことに最近では日本語熱より習うなら英語という風潮が強くなっている。経済的にも第一の輸出先はアメリカになってしまった。アジアだから日本が先行出来ると思っていると大間違いだ。資本は国境というバリアを簡単にくぐり抜けてしまう。また、最近では韓国の進出が著しい。何となく先輩に先を越され、後輩に追い抜かされそうなイメージである。

当地で先行している企業はキヤノン、パナソニック、ホンダ、トヨタ等主役級は既に土俵に上がっており工場も持っている。それらに続く優良企業も多い。資源開発では欧米諸国に続きロシアまで名乗りを上げている。生産技術に続き、環境保護でも日系企業がリードできるチャンスはある。
が、どうして日本語熱が盛り上がらないかと言うと、日本人の「人の使い方」が下手なのも影響している。どうも平等にチャンスをくれない、下働き専門であれば、優秀な人材はそっぽを向く。

一つだけ明確なことがある。日本贔屓が増えないということは、彼等の問題ではなく我々の問題である、ということだ。胸に手を当てて考えれば分かる筈である。

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  • 2008.04.29 18:36:20
From:  ジャック

三井住友フィナンシャルグループが「平成20年3月期 配当予想及び連結業績予想の修正について」を公表した。本日の話である。同時に年度末配当を5千円から7千円に増額する予定とも発表した。内容はホームページから簡単に入手できるので是非とも参照願いたい。

要は、サブプライムローン、与信関連、並びに保有株式の減損処理により、9月時点の予想より悪化したが、前年度比経常利益・純利益共に若干ながら改善されたという内容である。つまり悪材料関連は現時点で万全の処理を行い、来期に向けて飛躍の礎が出来たということか。

みずほとの乖離が本当に大きいということと、それ以上に欧米諸国の金融グループとの格差が良い意味で大きくなった。資本増強が必要な金融機関と、経常利益の1兆円達成が視野に入って来た邦銀という図式である。三菱UFJがどのような決算となるのか楽しみである。

それと、今回のサブプライムで予想される損失総額(90兆円程度で、その内50兆円分が欧米諸国の銀行)と住専関連での邦銀他金融機関の損失総額である。住専と不動産関連の与信問題で日本全体としては70〜80兆円もの損失を蒙った。しかも殆ど全てが金融機関の損失である。

みずほFGの体質は本気にならないと改善されないだろう。これは与信の管理方法の問題(つまり銀行にとって第一義的な問題)であり、マネーゲームに手を出すかと言う問題でもある。上手い話には裏があると言うのは誰でも知っている。どうして邦銀の中では桁違いの損失を蒙ったのか。多分、「他行もやっている」とロクに分析もしなかったのではないか?現場主義、判断に迷う時は現場主義しかない。誰か一人でもリスクの匂いを警戒しなかったのか?
正直なところトップの誰も責任を取らない現在の体質では改善したとしても知れている。情報開示、透明性、責任感のいずれを取っても駄目である。

いずれにせよ、メガバンクの株価は平常なところに落ち着くのだろう。問題は、どこが「平常」か、そのポイントを決めるのは株主の「総意」ということで、なかなか分からない。「異常」な安値からの回復があるということだけは間違いないが、えてして過剰反応するのが市場なので、小生は高みの見物である。

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  • 2008.04.28 21:59:17
スレッド

[387]  Re:Re:御礼 

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From:  ジャック

> お久しぶりです。
> 仕事忙しいやで読んでましたが。
> 総悲観も幾分後退してきたように見受けられますが
> G・Wで買いが減ればまた悲観ムードが台頭してくるかも
> 知れません。
>  どちらにしろ、小さな波動で一喜一憂するほど
> 暇ではないのでどっしり構えています。

ジャックです
お久しぶりです。
どっしり構えているのが良いですね。

小生のごく親しい知り合いで商社の相場関連の仕事をしていた先輩がいました。ある商品部を統括する立場で、商売の中心は商品相場の綾で利益を拡大することでした。

商品を右左に販売しているだけでは、どうしても会社が課してくるノルマを達成できません。で、「売り」と「買い」の時間差で利ザヤを稼ぐという手段で長年に亘って商いを続けてきたわけです。相場が下がると判断できれば売りを先行させ、相場が上がると読めると買いを先行させるのです。で、何度かの修羅場をくぐり抜けて業界では相場の神様とも言われる位になりました。

その実態は・・・朝から晩まで落ち着くことがなく、しばしば真夜中に起きだして庭を歩き回ったり・・・文字通り24時間中商品相場のことが念頭から離れなかったようです。それはもう横から見ているのも辛い位だったようです。時代は変わって商社も相場では食って行けなくなり、彼もある時に相場で会社に損害を与えて「お仕舞い」となりました。子会社の社長をやっていたが、60代も半ばで病没しました。これは一種の過労死でしょう。

いま商社は商品取引を営んでいません。銀行も為替相場では食っていません。証券会社も、銀行も、生命保険や損保も、大きな戦略としては事業投資、それも海外での展開を考えています。
商社も資源開発、エネルギーとか、新素材、新分野への事業展開等で21世紀の活路を見出そうとしています。
金融・保険・証券・商社業界等はその得意分野を生かしながら海外での投資活動に焦点を当てています。

事業投資の為の株式保有はあっても、キャピタルゲイン狙いの株式市場参入はありません。それを考えているのは個人と、一部の証券会社だけです。

我々も、小なりと言えども、大きな流れを見据えながら、ノンビリと、気楽に、どっしりと(このどっしりとというのが意外と簡単には身に付かないのですが)株式市場を楽しみたいと思います。

時間を味方に付ければ、なーに、多少の波乱があっても勝利を勝ち取ることが出来ると思います。たかだか株式取引、されど株式取引、お互いのペースを守って意見交換しましょう。

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  • 2008.04.27 22:22:02
スレッド

[386]  Re:御礼 

>> 返信元メッセージを表示
From:  蒼蘭1

「ミケランジェロの会」は株式市場において勝利する為のサークルです。個人的には定年後のサラリーマンの財形活動や資産運用において役立てればと希望しています。
>
> 何時も言っていることですが、時間を味方に付け、洞察力を身に付けてブレないこと。借金で勝負に臨まず、株を購入すると言うより企業に投資すると言う姿勢でいること、分散分割投資を心掛け、基本はバリュー投資が良いように思います。
>
> これからインフレが進行します。個人的にはインフレに対抗する為には銀行預金では話にならず、株式投資がインフレと言うリスク回避に最適だと思います。企業がインフレを上手く凌いで、場合によっては飛躍の足掛かりにしてくれるからです。
> 何時も感じることですが、優良企業は絶対に為替だとか、商品市況だとか、賃金上昇だとか、そういう企業活動に付いて回る経済環境に負けない。負けるのは社会的な弱者、零細企業や貧しい人と言うことになります。
>
> 確実に負けるのは、残念な事実だが、余裕資金のない年金生活者です。一生懸命働いて来て、なんとか子供を育て上げ、これからユックリと考えても、インフレに勝てない。悲しい現実だが、無から有は生まれない。上手く運用すれば金が金を生み出すのが資本主義です。文字通り「稼ぐに追いつく貧乏なし」です。資産運用さえしっかりやっておればインフレなど怖くも何ともありません。
>
> 他方、現実の社会では、「小銭」を保有していた人が、株式市場やFXや、商品市況等で財産を失ったりします。虎の子の資金をあっという間に失ったりするのです。
>
> その理由の一つは、市場にはどこにもプロが存在すると言うことです。機関投資家の情報量、経験、組織力等々を相手にして、我々が勝てるものではありません。
> →ただ一つ、プロには毎年のノルマがあります。このノルマは上手く達成しても翌年には益々大きくなる。で、「普通のプロ」は必ずどこかで失敗してしまいます。ノルマに負けるのです。これは本人が悪いのではなく、マネージメントの過ちです。が、必ずそういう過酷なノルマに溺れてしまうプロが発生します。
>
> もう一つの理由は、ひとが持つ「欲」です。ひとの欲には限りがないので、信用取引をする、資金にレバレッジを効かせて大もうけしようとする、余裕資金でゆったりと対応するのが意外と難しいのです。そのような個人は必ず市場で「カモ」になります。
> →株式市場には、自ら汗を流して貯めこんだ、余裕資金で対応する。これが一番大切な原則であり、勝利する為のセオリーでもあります。マネーゲームには参加しないことです。
>
> 一度「コツ」を身に付ければ、誰でも勝利できると思います。その為にこのサークルをご利用頂き、皆様全てが株式市場において勝利され、併せて投資活動を通して社会に貢献されますよう、希望しつつ御礼のメッセージとさせて頂きます。

お久しぶりです。
仕事忙しいやで読んでましたが。
総悲観も幾分後退してきたように見受けられますが
G・Wで買いが減ればまた悲観ムードが台頭してくるかも
知れません。
 どちらにしろ、小さな波動で一喜一憂するほど
暇ではないのでどっしり構えています。

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  • 2008.04.27 20:33:59

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将棋の元名人米長邦夫さんに「人間における勝負の研究」というタイトルの本がありました。随分以前の話で、多分、米長さんが名人になる前かなった直後の話です。米長さんは名人になっただけあって流石勝負勘も鋭く、その独特の勝負人生にも感嘆するものがありました。その米長さんですら株式取引や金取引では長年手がけて勝...

2008年4月

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