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The Best Of Carole King/
ベスト・オブ・キャロル・キング
ソニーミュージック
EICP−850
今週の日曜日、台風一過の午前中、キャロル・キングの来日を知らせる記事を読みました。気持ちの良い真っ青な秋空の下でキャロル・キングを久々に聞きたいと思いました。ということで、今回お奨めするのは今月に17年ぶりの来日公演を行うキャロル・キングのベスト盤です。
しかしこうやって聞いてみると、実に名曲揃いで今更ながら驚かされます。彼女は元々1960年代の初頭に職業作曲家として成功した人で、実はかの有名な「ロコモーション」もキャロル・キングの作品ですし、本アルバムの最後に収録されている「ナチュラル・ウーマン」もソウルの女王、アレサ・フランクリンのために書かれたものでした。
キャロル・キングのシンガーソングライターとしてのデビューは1968年。最初はあまり売れなかったようですが、1971年のアルバム『つづれおり』が大ヒットし、女性シンガーソングライターの草分けとなりました。『つづれおり』は現在までに何と2200万枚を超える驚異的な大ヒットアルバムで、奇跡のようなアルバムと言っていいでしょう。このベスト盤に収録されている曲も、21曲中9曲が『つづれおり』からのセレクションです。
僕は彼女の作品の中でも特に『君の友だち / You've Got A Friend』が好きで、もう何度も聴いているし、家でもよくギターを弾きながら歌ってもいるのですが、今回改めてよく聴いてみるとこの曲には、なんと! ドラムが入っていませんでした。いやービックリしました。そっけないぐらいのシンプルなベースとピアノ、ほんのちょっとだけ聞こえるアコースティックギター、そしてコンガ。後半にはストリングスが入ってきますが、それでも信じられないほどシンプルなアレンジだったんですよ、この曲。そして、シンプルな演奏の上にのった「うた」の素晴らしさ。これは、まさに歌の「刺身」ですね。煮たり焼いたり、ソースに浸したりすることなく、ほんのちょっとだけワサビをつけて食べる感じ。最近はアレンジ過多な曲調に馴らされてしまっているせいか、耳が洗われる気がしました。
多分100年後も聴き続けられるであろう音楽は、不思議に年月の風化に耐えるアレンジがなされているものです。みなさんもぜひもう一度、じっくりと聴いてみてはいかがでしょうか。
以下が本作の収録曲です。
1. ソー・ファー・アウェイ / So Far Away『つづれおり』より
2. アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ / I Feel The Earth Move(C.King)『つづれおり』より
3. 君の友だち / You've Got A Friend(C.King) 『つづれおり』より
4. イッツ・トゥー・レイト / It's Too Late(C.King / T.Stern) 『つづれおり』より
5. スウィート・シーズンズ / Sweet Seasons(C.King / T.Stern) 『ミュージック』より
6. ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー / Will You Love Me Tommorow?(C.King / G.Goffin)『つづれおり』より
7. ブラザー・ブラザー / Brother, Brother(C.King)『ミュージック』より
8. オンリー・ラヴ・イズ・リアル / Only Love Is Real(C.King / D.Palmer)『サラブレッド』より
9. イッツ・ゴーイング・トゥ・テイク・サム・タイム / It's Going To Take Some Time(C.King / T.Stern) 『ミュージック』より
10. ビューティフル / Beautiful(C.King) 『つづれおり』より
11. ジャズマン / Jazzman(C.King / D.Palmer)『喜びにつつまれて』
12. ナイチンゲール / Nightingale(C.King / D.Palmer)『喜びにつつまれて』
13. なつかしきカナン / Been To Canaan(C.King / D.Palmer)『ライムズ&リーズンズ』
14. サム・カインド・オブ・ワンダフル / Some Kind Of Wonderful(C.King / G.Goffin) 『ミュージック』より
15. キャリー・ユア・ロード / Carry Your Load (C.King ) 『ミュージック』より
16. スマックウォーター・ジャック / Smackwater Jack (C.King / G.Goffin)『つづれおり』より
17. コラソン / Corazon (C.King)『ファンタジー』より
18. アップ・オン・ザ・ルーフ / Up On The Roof (C.King / G.Goffin)『ライター』より
19. ミュージック / Music (C.King )『ミュージック』より
20. ホーム・アゲイン / Home Again (C.King)『つづれおり』より
21. ナチュラル・ウーマン / (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (C.King / G.Goffin / J.Wexler)『つづれおり』より
試聴はこちらの公式ホームページでおこなえます。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/caroleking/

そういえば名作「つづれおり」が紙ジャケットで再発になるそうです。以下もぜひご覧ください。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?associate=SMO&goods=EICP-842
ヤマハが提供する楽曲ダウンロードサービス、「マイサウンド」ではキャロル・キングの曲の試聴とダウンロードが行えます。そちらでぜひご試聴ください。
http://mysound.jp/artist/detail/a1BVV/

2007.11.01 15:28:42
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サークルの紹介
CDから、DVD、映画から、書籍、イベントまで、時流にとらわれず、媚びもせず、徹底的な独断と偏見で自分に素直に、その時面白かったものを編集長が勝手にご紹介するコーナーです。賛同、異論、反論、突っ込み、お待ちしております。
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ヤマハ「おとなを、休む日」
編集長 池谷
ヤマハホームページ 「おとなを、休む日」の編集長です。ロックとギターとバイクをこよなく愛する中年ですが、最近はジャズトランペットの練習に夢中。得意技はレイトショーで映画を見ながら熟睡すること。ロードバイク(自転車)も大好きです。
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