サークルの紹介
生と死が混在し、不条理で退屈な素晴らしき世界
そんな…
隙間から照らす
「希望」という名の光
そばにいて欲しい
オナソラは
「ありふれた現実」
「ありふれた空」
「大人未満」
テーマ・キーワードにした
小説(駄文)
綴る、短い文章の題名は
様々なアーティストの...
2008年7月
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私の日々の生活は質素なものである。
学生の頃から、お金には苦労していた。
自分の力でなんとか大学に進学し、奨学金で何とか生活をする日々である。
外食も極力抑え、食費よりも、何よりも自分を良く見せようとする、見栄からくる服代
それに生活費を充てていた
なので、大学の頃はそうおんサークル恒例の「炊き出しの日」
に毎回参加していた。
サークルのメンバーが、数百円のお金を出しあい、部室で飯を作って食べる!
ただ、それだけのことなんだけど、みんなが酒を持参し、結局は飲み会になってしまう
けれど、それはそれで私は楽しかった
2008.07.31 13:41:57
私は幸いにも、梓先輩に誘われて、大学外で、ホームヘルパーの資格を短期で取得していた
なので、施設では喜んで私を迎えてくれた
仕事は予想以上にハードで厳しいものだった
理想と現実のギャップは恐ろしく、私は不規則な生活と不摂生で肌も荒れてしまった
それに、絶対的に自信があった気配りも、気遣いも、働いて一週間で、玉砕した
何もかも上手くいかない自分に腹がたち、今までに築き上げてきた、完璧なプライドも、ほころびはじめ、隙間だらけになってしまった
私は社会人になりたくてなった訳じゃないのに…
と愚痴を吐く
女友達ではなく、隣で真剣に話を聞いてくれる男に
2008.07.31 13:40:15
私は童夢を指差して
「ここに、疫病神がいるからでしょ…」
と冗談を言った
「へいへい。俺は疫病神でござぁすよ」
童夢はふてくされていた
私たちは別に留年をした訳じゃないのに、何だか出遅れた気分だった。
事実、もう数ヶ月前から、一つ下の学年の就活は始まっているのである
なので、喫煙所を通る学生達は、私たちをそれとなく見てくる
「俺たちはパンダじゃねぇっつうの!」
童夢は悪態をついていた
結局、その後私は、そうおんサークルで演奏させてもらった福祉施設への就職が決まったが
童夢は、自身の新年を貫くためか、就職浪人する道をえらんだ。
2008.07.30 12:45:25
童夢は、私と同い年で、同じサークルである。
しかも悔しいことに、私がやりたかったベースを専攻したため、私はベースをあきらめ、ギターを選んだ
まぁ、今となっては、それはそれで良かったけれど…
童夢は大柄な体格で、細くて鋭い目つきも災いしてか、周りが近づき難い雰囲気を持っていた。
私も初めはそうだったが、彼は以外に奥手で、喋るとユーモアたっぷりで、なんだかんだでよくつるんでいた
「なぁ美香。俺たちはこんな就職の氷河期でもない時代に、どうしてこんなところでタバコをすっているんだ?」
童夢はぼんやりと遠くを見つめ呟いた
2008.07.30 12:44:14
私は大学を出て、都内にある福祉施設で働き出した。
就活の段階では、事務仕事で働けば良いかななんて、安易な気持ちでいたが、なかなか思うように就職先が決められず、気づいた頃には、私は回りから取り残されていった
そうおんサークルの同期のそらちゃんは、さっさと就職先を決めていた。
私は、同期の童夢と二人で、大学の就職科にいっては、二人でため息をついていた。
大学にある喫煙スペースに二人で肩を落としながら向かい、タバコを吸っていた。
スーツでバッチリ決めた私と童夢は、床の汚れも気にせず、どかりとあぐらをかき、将来を語り合った
他の学生達から見れば、間違いなく、ああいう人にはなりたくないと思われていただろう
時既に、冬…
2008.07.29 23:56:17
昼間の澄んだ青空
私は蒸せ返す会社の屋上の日陰の隙間で、タバコを吸っていた
額から汗が流れる
東京は暑い
私の日々は、退屈で退屈で、何の味気もない
そんな日々に刺激的なスパイスがあれば良いなんて云うが、私は刺激的なスパイスは充分足りている。むしろ、過剰摂取をしている。
私は望まないことだか、
生きるため
仕方ないこと
楽しかった学生時代とは対象的に、今は辛い。
社会人になんて
なりたくもなかった
くだらなたいしがらみや、くだらない会話
それに耐えるため、私は今日も私を演じている
顔に何枚も何枚も薄い仮面をつけて、日々を過ごす
本当の私はここにはいない…
そう割りきり、私は化粧を直す
2008.07.29 12:46:31
サカナクションのアムスフィッシュが、静かに流れている。
俺はこの曲を聞くと、物語のエンドロールをイメージしてしまう
俺の恋の物語は終わってしまった。
始まりを待つこともせず、時間はゆったりと流れていく
日の光がうっすらと俺を照らしていく
あぁ…
そうだ
闇を待つ夕焼けと
光を始める朝焼け
俺は朝焼けの綺麗さを知らなかった
朝焼けの空は
夕焼けの哀愁さではなく
希望という名の光で満ちている
そんな…
はじまりの空を
一人で見ていた
朝日が昇るまでは
光と一緒に
第6部 完
2008.07.27 23:32:29
光は事故に遇う前に、俺に向けて手紙を出していた。
俺は机の引き出しから手紙を取り出した
手紙は何度も何度も読まれ、紙は俺の涙でボロボロにくたびれていた
それでも、俺には失うことのできない物である
光の俺に対する想いと、これからの展望がしっかり書かれていた
真っ直ぐで誠実な光の想いは、結局果たせなかったが
今でも俺のなかに光は存在している
俺にも翔子さんにも、確かに光の贈り物は届いていた
明けていく空は、夕日のように茜色で、俺はまた退屈で先の見えない今日を始めていく
なぁ…
光
朝焼けがこんなにも
綺麗で眩しいなんてお前は教えてくれなかったよな…
2008.07.27 23:31:36
夜が明けた。
俺は今という現実に居る
長野の澄んだ空気が、俺を目覚めさせる
俺は休みなのに早く目覚めてしまった
そんなことよりも、長く長く現実味を帯びた夢は俺の感覚を不安定にさせた。
俺はタバコを手にし、一服した
タバコの味はおいしく、俺が居る現実はここだと確認できた
日々の堕落した、生活が始まろうとしていた
月日は過ぎ去り、俺はあれだけ光を好きで愛していたのに、日に日に光への想いが心の河を流れ下流へと流れていく
こころの大半を占めていた想いは、2年も経つと、心の片隅に貯まるだけだった。
恋もしたくなるし、心を許せる彼女も欲しくなる
けれど、そういう邪な考えが頭にあると、夢に必ず光が出てくるのである
未完の恋に終わりはないだろうか
弱い俺は流されていく
2008.07.27 13:34:03
俺は翔子さんに全てを話した
翔子さんは泣いていたが、一呼吸して
「いわしくん。私、タイトルというか、題名が決まったわ」
画竜点睛とことわざで云うように。作品に命を注ぎ込むのは題名である
「私悩んでいたけれど、光先生がよくつかっていた『茜』を残すよ。それで私たちの環境…。それぞれが離れていても見える夕焼けの色。きっと離れていても光先生にも見えている茜空。そう、私たちは離れていても見える景色は同じ空。茜色の夕日に照らされて」
俺は胸が締め付けられた
だってさ…
どこで空を見上げても
同じ空は茜色
2008.07.26 12:34:46
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