サークルの紹介
生と死が混在し、不条理で退屈な素晴らしき世界
そんな…
隙間から照らす
「希望」という名の光
そばにいて欲しい
オナソラは
「ありふれた現実」
「ありふれた空」
「大人未満」
テーマ・キーワードにした
小説(駄文)
綴る、短い文章の題名は
様々なアーティストの...
2007年12月
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決めたことは、思い通りにはいかないわけで、私は落胆した。遅めの朝食後、部屋の模様変えに、一心不乱に取り組んでいたはずなのだが、部屋にある、無数の漫画や雑誌についつい見とれてしまい、揚句の果てには、あぐらをかいて床に座り、熟読してしまう始末である。
私は気を取り直し、掃除をはじめる。順調に進かと思いきや、奥から出てくる懐かしい物品の数々に、私は心を奪われ、思い出に浸り、我にかえる。
部屋が生まれ変わっていくのに比例して、時間はあっという間に過ぎ去り、私は途方に暮れる
2007.12.31 01:23:07
嬉しいことがあった。
来一が久しぶりにこっちに遊びに来る。
私から電話をしたら、偶然にも予定が合った。
来一の仕事が休みの日で、なおかつ、私のバイトが稼働変更で一日暇になってしまった、今週の土曜日、つまり明日である。
私は来一の仕事に支障がないように、長野に行こうと決め、連絡したが、来一にやんわり断られ、結局来てもらうことになった。
研究室に行くのは、お昼頃で良いかな…。と早くも妥協し、鍋に牛乳を入れ火をかける。その間にトースターにパンを入れ、リビングで待つ。
おそらく、今日の夜遅くに来てくれるかなぁ…、と有頂天になり、いろいろと考え、大学に向かうまでの午前中に、部屋の模様替えをすることにした。
来一の喜ぶ顔が見たい。そう思うだけで、心の中が温かくなっていた。
2007.12.28 23:28:20
目覚ましがけたたましく鳴る。
私はぼーっと考え事をしていたので、いきなり鳴り出した目覚ましに驚き、止める。それと同時に煩わしい気分になった。重たい体を無理矢理起こし、テレビをつける。
肌のつやつやしたニュースキャスターが、淡々と日々の事件を伝えていた。
私は欠伸をしながら、ぼんやり眺めている。
「年金」や「偽装」
今の日本は、自分を見つめないで、相手の粗を探すのに夢中になっている気がした。
自分自身を棚に上げ、相手をとことん責める。
第三者から見れば、それらの問題は、自分さえ良ければ後は関係ない、といった自己中心的から生まれた産物なのではないだろうか。
私は「年金」とか「偽装」には、解決していかないので、正直飽き飽きしている。
別に私には関係のない問題の数々…。
そんなことを考えている私自身も自己チューなのかもしれない…
2007.12.28 13:54:03
来一と私は、なかなか連絡が取れない。向こうの仕事が不定期なので、私は連絡したいけれど、遠慮がちになってしまう。彼は朝早く出勤し、夜遅くに帰ってくる勤務態勢なのだそうだ。
私は、遠距離恋愛が始まってから、しばらくの間は疑心暗鬼になり、来一は、そっちで別の女性とデキて、私のことなんか忘れて楽しんでいるのではないか…。
と疑ってしまっていた。
電話で話しても、どうしても本音の気持ちや意志を伝えられずに、明るく陽気に振る舞ってしまう。
「詩緒。そっちは元気でやってるかい?」
来一は受話器ごしに優しい口調で聞いてきた。
「うん。元気だよ!」
私は自分の黒い気持ちを飲み込み、いつものように、笑いながら答える。
嘘
元気なわけない。来一のそばにいたくて仕方ない。私は孤独と不安で心が押し潰されそうなほど、この、遠距離恋愛という動きのとれない鎖に、一人絡まっていた。
2007.12.26 22:01:46
そばにいてほしい…
そんなことは言えない。大学を卒業し、長野に仕事を求め、戻ってしまった来一。
言葉はときに、相手を傷つける。私にできることは、彼の生き方を信じることだけ。
彼の荷物と姿は、私の前から姿を消し、代わりに「孤独」と云う名の、動かすことのできない重たい荷物が部屋に残った。
私は朝起きるたび、隣に寝ている来一の寝顔を思いだし、現実に戻り、涙が溢れ出す。
私はこの今の生活に慣れてしまうのが、恐くて臆病になってしまっている。
大学に向かう道。その道の途中に来一のアパートはあった。半年以上たち、今は別の学生が住んでいる。
その道を通るたびに、私は色々な思い出が鮮やかに蘇る。
遠距離恋愛に慣れたはずの、とある日。学校帰りの帰り道で、来一に似た人が来一のいたアパートに入っていく。
私はその姿をただ見つめる。傾きかけた夕日が涙で滲んでぼやけ、夕波のように輝いて見えた
会いたい…
そんなことは言えない
2007.12.26 22:00:26
来一と私は、今年の春から、別れる確率の高いと巷で囁かれている「遠距離恋愛」という状態に入った。
来一は長野のスーパーの社員として地元ヘ戻り、荒波にのまれながら働き、私は単位と云う荒波にのまれながら、ギリギリ大学4年に進級し、春から講義と卒論に取り組みだした。
形としては、来一は東京から信濃の国へ戻っていき、私は以前と同じアパートで暮らしている。
私たちが付き合い出してからは、私たちはどちらが云うでもなく、同棲を始めた。
来一は学校近くのアパートにすんでいたので、そこが主な拠点となった。彼は私のアパートの近くの喫茶店「猫路」がたいそう気に入り、バンドメンバーや二人で頻繁に通っていた…
今年の春は、暖かい陽気に変わっていくさまを肌でひしひしと感じたが、心は冬のように寒くて寂しかった。
2007.12.26 00:09:26
私の…
欲を挙げるとすれば、
食欲と睡眠欲くらいなものだろうか…。
お金はあるにこしたことはない。けれど、私は最低限あればよい
来一は、初めてでたボーナスを私の為に貯金すると豪語していたけれど、最近はボーナスの話は一切、出てこない。
しばらくして、そらちゃんがひそかに伝えてくれた情報によると、趣味のパチンコに投資しすぎて、ボーナスが無くなったそうだ。
私は正直がっかりしたが、彼なりのストレスの掃け口なら仕方ないか…。と結論を見つけ、納得した。
長野にいる女の子にお金と時間をかけ、楽しんでいるよりはパチンコをしているほうが、私にとっては安心であった。
2007.12.25 23:30:31
童夢くんは「就職」に執着し、今現在も必死で、就活を頑張って行っている。結果はまだ出ていないようだけれど…
私は正直、就職なんてしなくても良いかと思っている。今の販売店のアルバイトでも、十分暮らしていけるし、別に欲しいものなんてない。
東京へ出てきてからは、一人で稼いでここまで暮らしてきた。今更、親の助けを請うわけでもなく、もちろん助ける気もない。
薄情に思われるかもしれないが、それ位、私の家族は冷めている。
それが当たり前だと思っていた。
こんな、変わった性格になってしまったことを、私は親や家庭のせいにし、ひどく憎んだりしていた。
私はまだまだ、自分勝手でわがままな子どもだった
2007.12.25 23:29:31
体がだるい。日の光りが差し込む窓の隙間からは小鳥達の挨拶が聞こえている。知り合いがたくさんいるのか、ひっきりなしに挨拶をしている。
うるさいなぁ…。
今日は鳥達が小悪魔のように感じられた。私は寝返りをうち、時計に目をやる。7時過ぎ、もう少し寝れるわ…
私は瞼を閉じ、睡魔が現れるのを待つ。
今日は大学の研究室へ行かなければならない。私は、論文を書くよりも、就職をさっさと決めなければいけないのだけど、いまいち乗り気がしない
このまま卒業しては、童夢くんのように、ニートになってしまう。
童夢くんはこの手の話しになると、敏感になってしまうので極力話さないように私は口から毒を吐く前に、言葉を選んで話すよう心掛けている
2007.12.25 23:28:30
それから、四年の月日が流れ、私の心は次第に満たされていった。
「芦田来一」
彼と出会い、付き合っていくうちに、今までの私の隙間や穴だらけの心を、彼は見事に塞いでくれたのである。
そして、人はいつでも変われるということを来一は教えてくれた。
私の価値観や性格は、見事に来一色に染められ変わっていった。
来一が教祖となり、宗教を始めたら、私は間違いなく、崇拝し、信者になるだろう。無神論者なんて恰好つけていた頃の自分が、バカバカしく思える程の変革である…
来一に夢中で、激しく低血圧な私こと「柏木詩緒」は、長いこと布団から出れずに、ぼーっと天井を眺めていた
2007.12.23 22:30:47
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