サークルの紹介

 まだ知られていないポルトガルの魅力をお伝えします。
 今回は、リスボンとその周辺およびアレンテージョに行ってきました。

2008年12月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
前月
new 最新拍手
メッセージアーカイブ
2008年
├ 12月
├ 11月
├ 10月
├ 9月
├ 8月
├ 7月
├ 6月
├ 5月
├ 4月
├ 3月
├ 2月
├ 1月
2007年
├ 12月
├ 11月
├ 10月
├ 9月
├ 8月
├ 7月
├ 6月
├ 5月
├ 4月
├ 3月
├ 2月
├ 1月
2006年
├ 12月
├ 11月
├ 10月
更新日順発言

フォトアルバム作りました。





地球の歩き方公式サイト
「悠久の海 郷愁の邨
リスボン・アレンテージョをゆく」 地球の歩き方公式サイト「悠久の海 郷愁の邨 リスボン・アレンテージョをゆく」

1
イメージ

(地図:「地球の歩き方 ポケット16」綴じ込みMAPに加筆。
 青線は河川。北より、ミーニョ、ドーロ、モンデーゴ、テージョ川)

 711年、西ゴート王国の政情不安につけこんだイスラムが侵攻、数年間のうちに半島を支配下に置く。キリスト教国が、この失地を回復するために騎士団を派遣するのが、レコンキスタ(国土回復運動・葡ではルコンキシュタ)である。

 西欧キリスト教国側から見れば義軍の聖戦であり、聖地エルサレムをイスラムから奪還することを目的にした遠征「十字軍」と同意である。同じころ、東欧には東方十字軍、バルト海沿岸では北方十字軍、キリスト教異端派にアルビジョワ十字軍等がある。対立側から見れば侵略戦争である。


 レコンキスタの第1期(8-11世紀)は、イベリア半島北方カンタブリア山系のアストゥリアス王国(地図中 青色)、レオン王国(紫色)、カスティリャ王国(緑色)と、東方ピレネー山系のナバラ王国(橙色)、アラゴン王国(桃色)の双方向から、イスラムを押し下げようとした。

 第2期(11-13世紀)。ナバラ王国の伸長と分裂を経て、カスティリャ王国(初代フェルナンド1世)が強国になりレオン王国を併合したのち、テージョ川以北を平定。二代王アルフォンソ6世下でイスラム・ムラービト軍と決戦に及ぶ。
 ここでブルゴーニュ(パリの東南、リヨンの北の地域。ゲルマン系ブルグント族の地。クリュニー修道院やシトー修道院などが創設された宗教拠点。15世紀後半ヴァロワ朝フランスに併合される)の騎士が、西方十字軍として参戦することになる。
 武勲により騎士ラインムンドが、カスティリャ王国の王女ウラッカの婿君になる。また騎士エンリケ・デ・ボルゴーニャは、同異母妹テレサを得るとともに、ドーロ川の北側からポルトゥカーレ伯領を、南側からコインブラ伯領を切り出して任じられる。コインブラだけではイスラムの北上を止められなく、ポルトゥカーレの力を合わせる必要に迫られたからである。
 ローマ時代から異なる行政区分とされてきた二領を統合したことの意味は重い。レオン・カスティリャ王国は領地奪還と自領安定のため、エンリケに新しい区割りを安堵し、秩序を求めたことにほかならない。


 エンリケ・デ・ボルゴーニャの死後、妻テレサ(アルフォンソ6世妾腹王女)が摂政として、ポルトゥカーレ(+コインブラ)を統治した。一方、レオン・カスティリア王国も当主交代をして王女ウラッカが女王になるが、企みを持つ大貴族トラヴァス家は、アルフォンソ7世(騎士ラインムンドとウラッカの息子)を引き立て、それと対立する。キリスト教勢力からも、野心を持つサンディアゴ大司教が現われ、これに加わった。トラヴァス家は、当主の息子フェルナン・ロペスをテレサと結婚させ、レオン・カスティリア王国によるポルトゥカーレの再分離による併合を図った。

 こうして、アルフォンソ7世を立てたトラヴァス家+サンディアゴ大司教 vs ポルトゥカーレ貴族+領内司教の戦争となる。領内の焼き討ちという暴挙に出るサンディアゴ大司教に屈したフェルナン・ロペス、テレサを見限ったポルトゥカーレ貴族たちが、錦の御旗に掲げたのが、エンリケ・デ・ボルゴーニャとテレサの間に生まれた、アフォンソ・エンリケスである。

 1128年、聖人サン・ジョアンの日、エンリケスはレオン・カスティリア王国軍を敗走させ、新しい王国の誕生を期待させた。ポルトゥカーレ貴族たちは、北からの脅威を跳ね除け、南進しイスラムを押し戻すレコンキスタを全うするには、再びコインブラと結束することが最上だと判断したのである。
 アフォンソ・エンリケス率いるポルトゥカーレ軍は、イスラムだけでなくアルフォンソ7世のレオン・カスティリア王国軍とも戦い勝利を収め、独立を宣言する。1143年、ローマ教皇の仲介でポルトガル王を認めさせ事実上建国を果たし、1179年、エンリケスはローマ教皇アレクサンドル3世と封建的主従を結び、ポルトガル国王とその領土が正式に認められた。


 エンリケスはアフォンソ1世として即位(ブルゴーニュ朝)、レコンキスタを進める。リスボン(1147年)、エヴォラ(1159年)を攻略、次代の王たちも勇敢に戦う。1249年、アフォンソ3世によって残された飛び地を平定、ポルトガルはレコンキスタを全うした。
 1297年ディニス王の時代に、カスティリア王国と国境を画定。カスティリア王国はさらに時を要して現在のスペインになっていくが、ポルトガルとの国境線は変わることなく現在に至っている。いかに往時、レコンキスタを果たしたポルトガルの力が強く、カスティリア王国(ヒスパニア、スペイン)が手間取ったかがわかる。中央ヨーロッパも十字軍を繰り広げイスラムを駆逐する最中である。


  コメントを書く 拍手をする 
サークルに参加をするとコメントを書くことができます。

2007.02.04 23:35:20


返信返信 (0通)
1
ログインフォーム
サークルって何?
今すぐ登録!

メールアドレス :

パスワード :

ログイン状態を保持する
お知らせ
コミュニティ内の最新発言
メンバーリスト
オーナー 地球の歩き方スタッフ(44)
メンバー がまっち(1)
メンバー よぼちゃん(1)
メンバー ゆふ(0)
メンバー ぷう(0)
メンバー きらちん(0)
メンバー まねきねこ(0)
メンバー ひっと〜(0)
メンバー fuyuto(0)
メンバー キュリ(0)
>> 一覧(13人)
参加する
サークルに参加するとメッセージの送信やメンバーリストの閲覧が出来るようになります。 サークルに参加するには、ログインが必要です。初めて利用される方は、 心あたたまるコミュニティウェア Circle Player の新規ユーザー登録(無料)を行ってください。
サークル
近くのサークル 説明
拍手ランキング >> 一覧
このサークルを...