カジュアル哲学
オーナーオーナー:和寇の末裔   メンバー数メンバー数:13人   最近1週間のメッセージ数:6通
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 従来の思弁的哲学を踏まえながら、日常の諸身辺の問題について、哲学的考察を加えようとするサ−クルです。いわば普段着の哲学です。

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・戦争否定の歴史観にすべきだ
 歴史の記述が自虐的かどうかの基準などはない。読む人の主観によって違ってくるからである。加害国と被害国との見方の相違もある。だから、加害国の歴史記述が自国の都合のよいように書か過ぎていると被害国がみれば、日中、日韓間のように、歴史認識を巡って国家間に軋轢が生じることにもなるし、被害国では加害国が行なった蛮行を過剰に強調するような歴史記述にもなりがちになるのである。
 また、歴史的事実を偏りのないように記述しても、加害国では「自虐史だ」との批判が出るだろうし、被害国では「歴史認識が甘過ぎる」との批判も起こるであろう。
 「自虐史観論議は不毛だ」というのは、この意味である。
 ユネスコは、早くからこの問題に着目して、歴史教科書を自国に都合のよいように書くことを防ぐために、国家間で相互に相手国の歴史教科書についての対話を提案した。
 1972年には、ドイツとポ−ランドの間で、「国際教科書対話」が始まり,政府から独立した「ドイツ・ポ−ランド共同教科書委員会」が設置され、4年の歳月を掛けて、歴史記述の修正案を「勧告」として提案し、両国の歴史教科書に反映されたのである。
 このような動きは、遅まきなからも日中、日韓間で始まっている。これは当然なされるべきことなのである。
 このような国家間の話し合いによる歴史記述の共通化は必要だが、「歴史に学ぶ」と言う観点からは、それだけでは不十分だと思う。
 前述のように、「戦場における残虐行為、非人道行為は戦争の属性である」こと、そして、それを絶滅するためには、戦争そのものを起こさないようにするしかないことを歴史教科書のなかで、しっかりと認識させ、学ばせるようにすべきであると思う。
 


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2007.02.26 10:58:50

・戦場で兵士は何故蛮行に走るのか
 前述のように、戦場では、被征服者に対する戦勝兵士によるレイプ、虐殺、暴行、略奪などが行なわれることが通常化している。
 かって、このことを、兵士として中国で戦った経験のある人に質したところ、「兵隊のなかには『やくざ者』もいるから、彼らがやるんですよ」と答えたが、日常社会生活では、そのようなことは絶対にしない人でもやらないとは言えないのが戦場であると思う。
 何故そうなるのか。「人間は本来そのようなDNAを持っており、それが戦場という極限状態におかれて、出てくるのだ」という説もあるし、「上官から強いられてやっているうちに、自発的な行為になるのだ」と言うひともいる。しかし、これでは、説明としては不十分である。
 戦場で兵士が蛮行に走る理由は三つあると思う。
 第一は、戦場は敵を殺すか、敵に殺されるかの世界だから、殺人も暴行もなんとも感じなくなること
 初めて、戦死者の遺体を見たときは、大変なショックを受けない人はいないだろうが、さのうちに慣れっこになってしまうのと同じである。敵を殺害しているうちに、殺人も暴行も慣れっこになってしまうのだ。
 第二は、戦場というのは「超法規社会」であること
 平時では人を殺傷するば罪に問われるが、戦場では敵を殺害すれば勲章をもらえるのだ、それも殺害数の多さに比例して、勲章のレベルも高くになるのである。このように、戦場は、正常な道徳とか法規を超えた「超法規社会」であると言わざるを得ないのだ。
 第三は、被征服者を人間として一段下に位置づけてしまうこと
 これは無意識的なものであろうと思うが、勝者の驕りとも言えない一種の優位感が無意識のうちに芽生えるのであろう。
 だから、ジュネ−ブ条約で捕虜の処遇は決められているから、それに従うが、その条約がなければ、奴隷にするか殺してしまうであろう。
 1998年に、旧ユ−ゴやルワンダの紛争での大量虐殺や集団レイプ発生の反省から、このような人道上の国際犯罪を裁くための制度として「国際刑事裁判所設立条約(ロ−マ条約)が採択されたが、アメリカ、中ロなどは「兵士の士気に影響するから」という理由で締約国に加わっていない。このような理由では「兵士の士気」とは、「戦場での蛮行を制約しないこと」と言う意味だ、と解釈されても仕方あるまい。


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2007.02.25 09:54:07

・蛮行は戦争につきものだ
 戦時の日本の蛮行を強調し過ぎている、と指摘されている歴史書が「自虐史」だが、戦時の蛮行は戦争に伴って自然発生的に起こるもので、日本軍特有の現象ではない。
 米軍による戦争末の広島、長崎に対する原爆投下はその蛮行の極たるものだが、その他いくつかの例を上げてみよう。
 ・ソンミ事件
  ベトナム戦の最中、1968年3月16日、南ベトナム、クァ  ンガイ省ソンミ村を急襲した米軍が無抵抗の村民504名を虐  殺した事件である。
   指揮官のカ−リ−中尉は、軍法会議で終身刑の判決を受けた
  が、わずか3年で仮釈放されている。
 ・スレグレニツァの虐殺と集団レイプ
  1992−95年にわたるボスニア・ヘルツェゴミナ紛争のな  かで、95年7月、ムラジッチ率いるセルビア勢力が、スレグ  レニツァの住民男子を皆殺しにし、「民俗浄化」のためだとし  て、残った女子集団レイプを行い、それで妊娠したものは強制  収容して出産させようとした。
 ・イラク、フアル−ジャの虐殺
  イラクに駐留する米軍が、スンニ派の拠点と言われるファル−  ジャを攻撃、700名を殺害した。その8割が女と子どもであ  った。
 イラク占領にともなう、占領軍の蛮行は数限りなく報道されている。悪名高い「アブグレイブ収容所」や「グアンタナモ基地収容所」などでは人権無視のイラク人虐待が日常化しているのだ。これは米軍ばかりでなく、英軍やデンマ−ク軍も例外ではない、と報じられている。


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2007.02.23 10:10:00


・従軍慰安婦問題
 戦時中の従軍慰安婦問題については、01年に小泉内閣が「女性のための平和国民基金」という珍妙な名の基金を設定して、これを通じて謝罪、反省を示したことからでも、政府も事実と認めている問題である。
 この名称は、いかにも官僚臭プンプンの「臭いものには蓋」的な名称である。
 従軍慰安婦の数は2万人くらいだと見似れている。その出身比率は、日本国内の遊郭からが40%、現地人が30%、朝鮮人20%、中国人10%と推定されている。
 「慰安所」を設置したのは軍直接ではなく、売春業者であると思う。売春業者は、女性集めや売春婦に仕立てるのはプロだからである。彼らは、これを「お国のため」「国策事業だ」みたいな気持でやったのであろう。しかし、民間業者だとすれば、娘や親を騙し捲くったたであろうが、彼女らが言うような「強制連行」まではしなかったと思う。
 韓国人の元慰安婦が、戦後、自分が稼いで日本の郵便局に貯金していた預金26145円の返還を求める訴訟を起こした事実があるという。当時の大臣の年俸が7000円、二等兵の給与が年72円だというから、かなりの稼ぎにはなっていたのかも知れない。
 しかし、稼ぎの良さと人道問題は関係のないことである。
 このように、「従軍慰安婦」問題は、否定しようもない、日本軍の「恥部」であることは明白である。


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2007.02.22 10:00:52

・南京大虐殺は事実だと思う
 日本軍が南京を陥落させた後の1937年7月から6週間にわたって、投降兵、便衣兵(レジスタンス)、民間人などを殺害したと言われる事件である。その殺害した数は、合わせて20万人とも40万人とも言われている。
 殺害の動機は、敗残兵の処刑、ゲリラに対する報復、食糧などの徴発に伴う行為、兵士の士気高揚などが上げられているが、いろいろあったのであろう。
 日本では、この事件の真偽について、現在も争われている。これを否定する側は、江沢民政権になってから騒がれだしたから、これは江沢民によるプロパガンダだ、などと述べている。
 筆者は1963年に、九州の大炭鉱の従業員で、中国で戦った経験のある元兵士からこういう話を聞いたことがある。
 「中国では随分悪いことをしましたよ。『姑女(ク−ニャン)狩り』というのがありましてね。兵隊が数人のグル−プを組んで、農村に出かけ、畑仕事をしている姑女を襲って輪姦した後、口を塞ぐために射殺するのですよ」と。
 これを一緒に聞いていた、終戦で満州から命からがら帰国した人が、つぶやいた。
 「お前らがそういうことをしたから、俺たちが帰国するとき、満人から石を投げつけられたんだ」
 これは直接本人から聞いた話だから、真実であろうと思うが、このようなことは一般にあったのであろうし、それから推察すると、「南京大虐殺」は、被害者数はともかく、事実であろうと思うのである。


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2007.02.21 10:26:02

毎年、教科書選定の時期になると、必ず「自虐史観論議」が繰り返される。
 自分を責め苛む行為を「自虐」というのだが、中学生の歴史教科書で、軍国主義時代に中国や朝鮮半島などで行なった日本軍の悪行にハイライトを当てて、これを強調するのは、子どもに日本民族に対する蔑みの念を植え付けることになる「自虐的教科書」であるから、教育上好ましくない、と言うのだ。
 日本は随分ひどいことをしたんだな、という考えを子どもに植えつけることになり、ひいては愛国心の涵養にも影響しかねない、と考えているのであろう。
 これを主張するグル−プは、正しい日本史を考える会などという団体を作って、彼らの考えに基づく「日本史教科書」を編纂して、出版している。
 この教科書を採用する教育委員会は、さほど多くはないが、これのような論議が、文科省の検定方針にも影響してきているために、最近の歴史教科書では、日本軍の悪行に関する記述がなくなったり、極めて控えめになったりしているのは事実である。
 最近の文科省大臣で「日本の歴史教科書は極めて自虐的で、やっと最近「従軍慰安婦」とか「強制連行」などという言葉が減ってきたのは誠によかった」と述べた人もいるほどなのだ。
 これに対して、中国、韓国などは、日本のかっての侵略行為についての正しい歴史認識をゆがめさせ、希薄化させるものであるとして猛反発して、近隣との不破の火種にもなっている。
 自虐史は問題だと主張する人たちが、問題とし槍玉に上げるのは
「南京大虐殺」と「従軍慰安婦」の項目である。
 この二つの事件ついて、少し説明をしておこう。
 


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2007.02.20 09:20:02

・「横並べ」の真理
 企業の人事考課制度では「協調性」という要素が重視されている。
 「協調性」というのは、本来は「協力と調和」という意味で、組織の一員としては必要な資質であると思うが、その反面「妥協する」「我を張らない」「大勢に順応する」ということに力点が置かれると、オ−ル与党的な、緊張感のない、「なあなあの仲良しクラブ」指向になりかねない。その具体的な表れの一つが「横並べ」ということになるのである。
 「横並べ」には、平等とか差を付けないなどの理屈が付くのであろうが、これは間違いである。
 本来、差があり、かつ、その差が合理的なものである場合に、それを隠して、無差別に横並べするのは、不平等であるし、それだけでなく、なにかを決めるために、それを見たり、参考にしようと思っている人にとっては迷惑千番なのだ。
 その差を隠すことが合理的な場合もある。それは、差別部落出身者とか、前科はあるが現在は更正している人とか、HIV患者やハンセン病罹患者など、それが分かったら不当な扱いをそれる可能性がある場合とプラバシ−の侵害になる場合であろう。
 それ以外の場合は、「横並び」ではなく、差を認め、差を付けることが公平であり、真の平等ということであると思う。
 日本には、「出る杭は打たれる」「能ある鷹は爪を隠す」などの諺があるが、これは自己主張をせずに、お上の言うなりになることを美徳とする封建的支配のための道徳であり、クロ−バル化された国際化時代には通用しないものである。
 「横並べ」意識もこのような封建時代の道徳の残滓であると断じざるを得ないのである。


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2007.02.19 08:21:35

・「横並び」現象の真理
 戦前日本がまだ貧しく、内風呂を持っている家が少なかった頃は、銭湯が賑わった。
 その頃、銭湯にゆくと、背中に見事な「般若」や「鐘軌様」の入れ墨をしたおじさんが沢山いた。やくざばかりではなく、職人さんたちもそんな入れ墨をしていたのであろうと思う。
 入れ墨をするには、かなりの痛さを我慢しなければならない、と聞いていたので、何でこんな痛いことをするのだろう、と子ども心に不思議に思った記憶がある。
 この入れ墨は今考えてみると、「横並び」現象なのだ。
 「横並び」は自分自身の判断で、他人がやっているようにすることだが、それは、一般には、他人と同じようにすることで「目立たないようにする」とか、「差別されないようにする」とかを期待するためだと説明されている。しかし、この説明では、理由の説明としては不十分である。
 「横並び」になろうとするのは、「仲間入り」しようとする心理であると思う
 軍人や警察官に制服があるのは、これを着用することによって、軍人とか警察官であるという自覚を促すとともに、周囲にそれをはっきりと認識させるためであろう。
 「入れ墨」や「ル−ズソックス」では、そのような意識は薄いが、それをすることによって、自分も同類であるとか仲間であるというサインを示すことにはなるのだ。これによって、仲間はずれにされるとか異端視されたり、排斥されたりすることはなくなるのである。
 これこそが「横並び」現象の真理なのだと思う。
 


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2007.02.18 12:57:37

・「横並べ」もある
 「横並び」と「横並べ」は違う。前者は個々人が自分の判断で右へ倣えをするものであるに対して、後者は、他からの力で、横に並ばされるものだからである。筆者の例をあげよう。
 ある国からコンサルティングの打診があり、その国の依頼企業から部長が面会を求めて来た。先方は、コンサルティングのニ−ズを述べ、筆者の経歴、著書、コンサルティングの考え方、コンサルティングをした会社と期間、テ−マなど詳細な情報を欲しいというのだ。そこで、企業機密に考慮しながら、先方要望に応える資料を作成して、事務方のトップに渡した。ところが、その資料は詳細過ぎて、同様な要望が多いなかで、他と差が付くから、書き直してほしい、と言うのである。
 先方は、コンサルタントを選択するために、そのデ−タとして、必要な情報を欲しがっているのだから、それに応えるのが当然だと思うのだが、それができ難い形に横並べするのは、おかしな話だと思ったことがある。事務方のトップはそれが「機会均等」ということだとでも思ったのであろう。
 これは、自発的行為としての「横並び」ではなく、上からの圧力による「横並べ」である。
 その意味では、前述の医師や病院についての「横並び」現象も、厚労省による「横並べ」とする方が正しいであろう。
 


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2007.02.17 10:40:01

・過去への横並びもある
 特に官庁で著しいが、何か新しいことをやろうとしたり、民間から要請されたりすると、「前例がない」という理由で拒否されることが多い。前例がなかろうと、それを試みる価値があるか否かの基準で判断すべきことで、何で前例にとらわれるのか。その理由は恐らく次ぎのようなものであろう。
 官庁の仕事は、大過なくやっておればよいのだ。
 前例があれば、上に対する説明も簡単で済むし、既に経験済みということで安心してやれる。が、前例のないことでは、リスクの有無の検討も必要になる、もし失敗したら責任も問われかねない。このようなことを考えると、気が重くなって、やめておくに越したことはない、ということになるのであろう。
 コストダウンだの効率化の効果だのは命ぜられてもいないことだ。そんなことをを狙うよりも、リスクを犯さないことが賢明だということなのであろう。役所仕事とはそんな程度のものなのだ。
 この前例主義?は官庁に始まったことは間違いないが、官庁ばかりではなく、民間企業にもないことではない。官の考えかたが伝染したのであろうが、このような考え方が蔓延している企業は絶対に伸びない。それは「前例破壊」に他ならない改善、改良を拒否する姿勢だから当然であろう。
 このように「前例に倣え」というのは、「過去への横並び」「歴史的横並び」なのだ。このように、「横並び」は現時点の「横並び」だけでなく、過去への横並びもあるのである。


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2007.02.16 09:17:10

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