「地球の歩き方」創世記(ac44150@circle) オーナーオーナー:地球の歩き方スタッフ
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サークルの紹介

 初めの一歩はこう踏み出しました。

 1979(昭和54)年、イランでは革命、ロシアはまだソ連で、原発事故やアフガン侵攻など世間が騒然としていたころ、「地球の歩き方」は誕生しました。同級生の歩き仲間は「ウォークマン」。「ドラえもん」と、世界のどこでもドアを開いて、多くの人と歩み続けてきました。...

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更新日順発言
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 同僚たちは驚いた。
「Love&Peace!」
 にこやかにこう語りかけながら、長髪のヒッピーが突然会社に入ってきたのだ。

 数えきれない思い出をカメラに収め、名も知らぬ町の地図やパンフレットをバックパックに詰め込んだ風来坊の生還だった。
 はちきれそうだったのはバッグだけではなかった。海外旅行を仕事にする。この熱い思いは、アメリカ横断、ヨーロッパ周遊を繰り広げた放浪の中で、大きく膨らんだ。
 地球を歩いて、夢は確信に変わっていたのだ。できたらいいな は やればできる に変わっていった。

 旅装を解く間もなく安松は、次の新たな旅の支度を始める。今度の行き先は「事業化」だ。手初めの仕事は、事業という旅の同行者を集めることだった。
 会社は、成長真っ只中の採用関連事業が主流を占め、定格の広告出版物から採用教育コンサルティングまで手がけ、みな忙しく働いていた。新しい事業を進めたいと力んでみても、退職金代わりといわれた航空券で旅に行った身だから、仲間はいない。

 国際化が叫ばれるなか、海外旅行というハードルが意外に低かったことを、どうやって人に伝えようか。欧米の若者が、世界中に旅をして楽しんでいる様子を、同じ年頃の大学生たちにどう語ったらいいのか。仕掛けはいくつもありそうだ。でも、まずは仲間だ。身内を同行できない者が、どうやって他人を旅に連れ出せるだろうか。作戦を練った。

 マグマは意外なところから熱いエネルギーを噴出した。
 大手の自動車会社から内定者引止め策を考えるよう命じられた同僚がいた。
 「モータリゼーションといえばアメリカさ」「簡単だよ。まとめてアメリカに連れて行って、自由に旅をさせればいいんだよ」「大工場を見て、ハイウェイを走って、ショッピングセンターに行く」「2-3人のグループで行動させれば仲間意識は急速に高まる」。怒涛のごとく企画書を書き上げる。見渡す限りの荒野を貫く舗装道路が脳裏をよぎる。「あんなアメリカを見たら、内定辞退して親元に帰りたいなんていうやつはいないさ」(でも、そのままアメリカで暮らしたいっていうかもな)

 実行寸前まで行ったこのプランは、タイミング悪く国内空港で航空機事故がおき、キャンセルされた。売上にはならなかった。
 しかし、その後の事業化を決定付ける大きなスキームを獲得できた。団体旅行を企画だけして、主催をエージェントにしてもらうというオルガナイズ機能である。

 水面に浮上したのは他にもあった。
 やはり大手といわれる証券会社からだった。十人あまりの学生を、ロンドンまで英語の研修旅行に行かせたい という打診だった。航空券のノウハウは今までの経験でクリアできる。今回の課題のテーマは「受け入れてくれる学校」を探すことだ。これはヨーロッパの放浪期間にいくらでも見られた。学生寮が空いている間、外国人に貸して英語学校を開講する仕組みだ。これに、ホームステイという方法も合わせれば、大量の送客が可能になる。旅行の手配はやはり専門業者にやってもらう。われわれは、志望する人たちに、学校の選び方、滞在中の注意、研修や留学を成功させるノウハウを伝えればよい。
 もう旅立ちの意思はあるのだから、安心させて、背中をポンと押すだけでいいのだ。行く先々でどんなに感動することが多いかを語ってみせる。百発百中の成約だった。

 これらの事業モデルは法人むけ営業、いまでいうB2Bだ。これに留まらないエネルギーが、学生個人に向け放たれ始めた。この熱量はビッグ社に地殻変動を起こし始めた。

 動きは一社に留まらず、旅行業界全体を揺さぶることになる。


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2006.09.14 08:58:51


返信返信 (3通)
From:  みい

こんばんは(*^_^*)いつも人生の歩き方を教えてくださってありがとうございます。
今となっては、内定者に甘い蜜を吸わせるのは、色んな所に普及しているような気がしますが、ここが元祖だったんですね。最初に甘い蜜を吸わされたり、恩があったりすると、会社のみならず、日常生活のなかでもいつまでも感謝し、離れられなくなりますよね。例えば、初めて行ったショップで親切な対応をしてもらったり、暖かいおもてなしをされたり。すると、また、そこに戻っていきます。日本の企業の戦略や社員待遇の基礎がここにあったんですね。
今まで、待遇の悪い会社もあり、そんな会社は二度と関わりたくないものです。そういう会社は、利益や契約に重点を置き、一人一人の気持ちや能力に目を向け、大切に育て、向上させる気持ちがないんですよね。すごく大切な事を日本に広めて下さったから、私達が会社で楽しく働き、力を伸ばせるんですね。ありがとうございます。

かわいい子には旅をさせよ。


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2006.09.16 20:18:00


 ご愛読をこころから感謝します。また返信のお言葉ありがたく拝受します。

 終身雇用制という慣行が廃れてしまい、忠誠心とか連帯感というものが通じにくくなっています。自信をなくした日本が、無軌道にアメリカナイズしてしまい、守るべきものを失した典型例だと思います。

> かわいい子には旅をさせよ。

 いまの学生たちやぷー太郎を見ると、本当にそう思います。
(まあ、見ていて、そんな「かわいい子」でもないですけど)
 無理にも旅に行かせて、帰ってきたら「かわいい」さも増してくるのでしょうけど。

 徴兵制でなく、遣米使、遣欧使、遣亜使制度はどうでしょうね。特にうまくいっていないアジア外交のためにも、若い人が一定期間強制的に相手国に行って、活動をしてこい という。


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2006.09.18 10:17:06


From:  みい

私は外国は物騒な気がします。ヨーロッパの王室に嫁いだ姫が二人、交通事故にあって亡くなったのも不自然さを感じますし、今の時代は日本国内でも、人と人の信頼関係が崩されることが多く、英語を話せない私は、不安で旅に出る気になれません。外交官も危ない目にあってるし、報道こそないものの、かなりの事故や事件があると思います。
国内旅行でもカルチャーショックを味わえる有意義な旅をしたいですね。見た事ない景色や建物は癒されます。ただ、その土地の方と触れ合う機会がないので、そうした旅行が出来ると、新しい発見があり、仕事に向かう力もめきめき上昇するような気がします。
今の時代に体験することが出来ない地球の歩き方は、とても新鮮で魅力的です。今、同じ体験が出来るパックツアーなどあれば、私達若者は目から鱗となり、歩く道が見つかるかもしれませんね。


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2006.09.18 18:54:46


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