サークルの紹介
初めの一歩はこう踏み出しました。
1979(昭和54)年、イランでは革命、ロシアはまだソ連で、原発事故やアフガン侵攻など世間が騒然としていたころ、「地球の歩き方」は誕生しました。同級生の歩き仲間は「ウォークマン」。「ドラえもん」と、世界のどこでもドアを開いて、多くの人と歩み続けてきました。...
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2008年12月
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「地球の歩き方」がどう作られたかを語る前に、会社のことをご案内しておきます。事情を知っていただくと、これからのいろいろな発言がよく分かると思うからです。
まず、ダイヤモンド・ビッグ社とダイヤモンド社の関係。「地球の歩き方」を手にとって、あれと思う方も多いのではないでしょうか。裏表紙(表4といいます)や奥付に、両社の名前が入っています。ビッグ社が発行所、ダイヤモンド社が発売元という区分けがしてあります。この両社は親子関係、つまりビッグ社が、ダイヤモンド社の子会社として、1969(昭和44)年10月に分離独立したのです。
子会社でビッグかよっ! とよく突っ込まれますが、ビッグ:BIGは、ビジネス・インフォメーション・ガイドの頭文字から命名されました。ビジネス情報のガイド―そう、学生が就職するときに参考にする情報を出版する これが起源だったのです。ちなみに、ダイヤモンド社は1913(大正2)年創業になる経済ビジネス出版社、「週刊ダイヤモンド」が旗艦雑誌であることはご存知かと思います。
就職活動(きょう日、「就活」といいますね)をする段になって、慌てて新聞を取ったり、経済誌を読んだりするのは、昔も同じだったのです。ある社員が、学生街の本屋で就活になると「週刊ダイヤモンド」すごく売れるのを覚えていて、その号に会社説明会の告知広告を載せたら、優秀な学生が集まりますよ というトークで大企業に広告を売った。案の定、例年にない応募になった。それを聞きつけたライバル社が、負けじと次号の広告を申し込んできた。高度成長期にさしかかる頃のことです。
この連鎖であっという間に、週刊誌が説明会広告だらけになってしまいました。もちろん、本屋さんで売られる雑誌なので、広告ばかりで記事が少ないものは発行できない。小分けにして臨時増刊号を出すにしても限度がある。ならば、まるまる広告集にして学生に配ったらいい。広告収入で十分ペイできるから、雑誌の流通ルートに乗せなくていい。なんといっても無料なら学生に喜ばれる。
こうして、無料で配られる「ダイヤモンド就職ガイド」が全国の大学に置かれたわけです。ジーンズ(もっと年配の方だと学生服ですか)を背広に着替え、髪を短くするといった「いちご白書をもう一度」の世界ですが、その手に抱えられていたのが、就職部でもらった「ダイヤモンド就職ガイド」。気恥ずかしいようで、気後れするような。淋しさと希望、後ろめたさと自身を鼓舞する情熱。こんな綯い交ぜの感情を思い出す方々も多いのではと思います。
さて、ここからどう、「地球の歩き方」に結びつくのか。次回から、ビッグ社社員の奮闘が始まります。

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2006.04.16 12:45:48
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